
こんにちは。2児ママsakanaです;-)
このブログでは子連れ旅、30代ママが気になったトレンドを発信しています。
チ。-地球の運動について-
パッと見「チ。」ってタイトルだけみると印象には残るし、どんなアニメなんだと思ったことがありました。
それから半年以上経ってあらすじを読み軽い気持ちで見て始めたらハマってしまいました。
小さいころ星座を調べるのが好きだったこともあり、どことなく懐かしい気持ちにもなりました。
見た感想とOP主題歌「怪獣」の歌詞を考察しまとめました。
あらすじ
舞台は15世紀のP王国。教会が人々の心や科学までも支配している時代で、教会の教えのなかで最も大切なひとつが、地球が宇宙の中心でその周りを惑星が動いているとする『天動説』だった。『天動説』がこの世の真理だとされ、その教えに背く者は『異端者』というレッテルを張られ、激しく弾圧された。 この時代を生きているのが、飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な『ある仮説』だった――。
引用元:チ。 ―地球の運動について― - アニメ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksアニメ
感想
時代の流れによって異端思想だと言われていたことがそうじゃなくなる。
今の時代もそれは同じだ。
同性愛者だってアメリカの一部では同性者を好きになる思想は異端だと矯正セラピーを受けさせられ、それが間違っていると訴える人たちがいて時の流れと共にそういった施設を禁止していこうと変化していくことがある。
私が生きてきたこの何十年で信念を燃やすほどの出来事には出会っていないので、信念を燃やすとはどれくらい凄いことなのか想像がつかない。
ラファウの若さで信念を貫く姿はとても異様な光景にも見えたけどその反面凄いとも感じました。
強い信念や思い、知恵は命と引き換えに繋がれていく。
タイトルにある「チ。」には意味があった
知恵の「知」、異端を処刑する「血」、地動説の「地」
ノヴァクは悪役のようになってしまいましたが娘を愛する父親でもありました。
神を信仰し教会に依頼されたからとその行いに疑問を持つ瞬間はなかったのか?と問いかけたくなります。
最後に亡くなったはずのラファウが出てきたことに多少の違和感はありますが、最後の盛り上がりには欠かせない存在ではあったとは思います。
ノヴァクが瀕死になった際に現れたラファウの幻はノヴァクの懺悔を聞く相手として良かったと感じました。
私の推しはバデーニ。
とても自己中心的なキャラクターであったけど、地動説に関わりオクジーやヨレンタと研究を進めていくうちに人として成長したいたように感じます。
ヨレンタが女性だからと差別をしていたけど研究者だと認めたり、拷問されるオクジーを助けるシーンは驚きました。
推しになるきっかけはいつもギャップを感じる瞬間です。笑

主題歌「怪獣」について
一郎さんがうつ病を抱えるながらも構想に2年を費やしこのアニメのために書き下ろされた曲。
だんだん食べる
赤と青の星々
赤は肉、青は魚
順々に食べる
何十回も噛み潰し
溶けたなら飲もう
一郎さん自身うつ病を患っていますし、安定剤などを服用していることから
薬を意味しているのではないかと感じました
錠剤を噛み潰すことはあまりないと思うけど、粉になれば口の中で溶けますよね。
怪獣が意味するものは?
怪獣=鬱病・異端者
何度でも
何度でも叫ぶ
この暗い夜の怪獣になっても
・
・
この世界は好都合に未完成
だから知りたいんだ
・
・
この未来は好都合に光って
だから進むんだ
今何光年遠く 遠く 遠く叫んで
また怪獣になるんだ
チ。では地動説を研究し唱える者は異端者とされていた。
まだ証明されない地動説について知りたい。未来はまた違っているのではないか?そう叫び問い続けたこと。
鬱病は一郎さんが患っている病。
うつ病とは調子がよく意欲的な時もあれば、憂うつな気分になり集中力や思考力が低下し、時には不眠になったり食欲不振や過食に陥ったりする。
暗い闇に落ち鬱状態になった時のことを怪獣に例えたのでは?と思いました。

個人的な話になりますが、私はサカナクションが好きで一時期ハマっていた時がありました。
SAKANAQUARIUM 2011 DocumentaLyに行ったときのMCで一郎さんはこんなことを言いました。
人気が出ると「あのバンド初期の頃がよかったー」ってあるじゃん?わかる。あるよな。
でもサカナクションはそう思わせないから。
共感したし期待した。
確かによくあることなんだよね。
このアルバムの後くらいに人気も更に増してドラマやCM、映画のタイアップがあったりしたんだけど、どの曲もサカナクションの曲の良さがちゃんと生きていた。
久しぶりに怪獣でサカナクションの曲に触れたけど、今もしっかりサカナクションの音楽の良さ生きているのは凄いと思いました。
怪獣だってアニメの世界観やサカナクションとしての在り方がちゃんと成立している。タイアップしたものでもそのクオリティが保てることに感動した。
本当にこういうのは才能なんだな。と思わされた出来事でした。